エアコン取付時のアスベスト対策法
2025/02/20
こんにちは!株式会社ZERO'neです。私たちは新規設置や移設、修理など幅広くエアコン工事を承っており、お客様の生活環境や要望に合わせた丁寧で確実な対応を心がけております。本日は、エアコン取付時のアスベスト対策についてお話していきます。アスベストは2006年9月以降に使用が禁止されたため、その時期より前に建てられた建物にはアスベストが含有した建材が使用されている可能性があります。ここでは、エアコン取付を行うときにアスベストの対策を行うための手順について紹介していきます。
目次
エアコン取付時のアスベスト対策法
穴あけの必要性を確認する
アスベストの対策が必要かどうかを判断するためには、まず配管用の穴を開ける工事が必要になるかということを確認します。既設の配管穴がありそれを利用する場合にはアスベスト対策を行う必要はなく、通常のエアコン取付工事を進めていくことが可能です。しかし既設の穴が使えない場合や穴を拡張する必要がある場合には、アスベスト対策を行わなければならない可能性が出てきます。
建物の着工日を確認する
日本では、2006年の9月以降アスベストが含有している製品の製造や輸入、使用などが禁止されました。そのためそれ以降に建てられた建物であればアスベスト対策は不要になります。着工日を確認するためには、検査済証や設計図書、契約書などを確認すると良いでしょう。
アスベスト調査分析の実施とみなし判定
・アスベスト調査分析
エアコンの取り付けを行う予定の建物が2006年9月以前に建てられたもので配管用の穴開けが必要になる場合には、穴を開ける箇所の建材を採取してアスベスト調査分析機関にてアスベスト含有の有無を調査します。分析の結果アスベストが含有されていないことを確認できれば、通常のエアコン工事を行うことが可能になります。分析の結果アスベストの含有が発覚した場合には、アスベスト対策のための工事を行っていくことになります。
・みなし判定
みなし判定とは、アスベスト調査分析を行わずにアスベストが含有しているとみなしてアスベスト対策工事を行うことをいいます。アスベスト調査分析は資格保持者が検体を採取し、検体をアスベスト分析機関に送付して分析するため、費用も時間もかかってしまいます。その対策として活用されるのがみなし判定なのです。
アスベスト対策工事の実施
アスベストの含有が発覚した場合やみなし判定がされた場合には、アスベスト対策のための工事を行っていきます。工事を行う際にはアスベストが飛散するリスクがあるため、工事区分を区切り防護服や防塵マスクなどを着用して作業を行っていきます。作業後には使用した道具を水スプレーなどで湿潤させて清掃し、アスベストを完全に除去していきます。工事によって発生した廃棄物及びアスベストが付着した使い捨ての装備は廃棄袋にまとめておきます。収集されたアスベストは融解、無害化処理が行われ、埋め立て処分されます。
まとめ
エアコン取付を行うときにアスベストの対策を行うための手順についてお話させていただきました。エアコンの取り付け工事を行うときには、アスベスト調査分析が必要になる場合があります。アスベスト調査分析の必要性を確認するためには、まずは配管用の穴あけ工事が必要かということを確認します。配管用の穴の新設や拡張が必要になった場合には、建物の着工日を確認して必要に応じてアスベスト調査分析を行っていきます。しかしアスベスト調査分析には費用も時間もかかるために、みなし判定が活用されることもあります。エアコンの取り付けをお考えの方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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